2011年2月27日日曜日

FeliCa リーダー・ライター RC-S620S で IDm 読み取り実験

スイッチサイエンスで購入したFeliCa リーダー・ライター RC-S620Sを使って、Felicaの製造番号"IDm"を読み取ってみる実験。

RC-S620SはUARTで読み書きができるので、マイコンからもFelicaに簡単にアクセスできます。
今回は、RC-S620Sの挙動を確かめるため、パソコンのシリアルポートを使って、IDmを読み取るだけの簡単な実験をしてみます。

まず、写真の様に「RC-S620S」と「USBシリアル変換モジュール」をブレッドボード上で接続します。
写真左に見えるのがRC-S620S、右上がフラットケーブル変換基板(自作)、右中がUSBシリアル変換モジュール、右下がUSBコネクタTypeB。

RC-S620Sへは、以下の通り結線します。
USBシリアル変換      RC-S620S
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         VDD          ⇔     VDD
         TXD          ⇔     RXD
         RXD          ⇔     TXD
         GND          ⇔     GND
----------------------------
ソフトウェアは、ソニーさんが提供している「Arduino向けRC-S620/S制御ライブラリ」をもとに、C#に移植。
シリアルポートを選択してFelicaカードをかざすとIDmを表示するようなGUIをかぶせて、ひとまず実験レベルのものが完成。
読み取ると音が鳴ってIDmとPMmの表示が書き換わります。

楽しくなって、家中のFelicaカードをかき集めてきて実験している様子。
まだ2枚重ねがうまくいったりいかなかったり。
もう少し規格を読んでみる必要があるかも。

誰かの役に立つかどうか分からないが、C#のプロジェクト一式を公開。
最下部のリンクよりダウンロードできます。
実験レベルのものなので、エラーチェックとかを省いてたり、逆に余計なコードが残っています。
C#の書き方のスジが悪い、Felicaリーダー・ライターへのコマンドの出し方が違う、とかのご指摘はやんわりとお願いしますm(_ _)m

なお、本ソフトウェアは、RC-S620/S制御ライブラリ 使用許諾契約の第1条1項(2)に基づき公開していますが、ライブラリ部は私が移植したためソニーさんには一切の責任はありません。
お約束ですが、本ソフトウェアは無保証で提供します。利用者各位の責任においてご利用下さい。

最後に、ライブラリを提供してくださったソニーさんに感謝申し上げます。

2 件のコメント:

  1. SONYはArduino向けにソフト公開するとは、なかなか粋なことをしますね。

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  2. Arduino向けというのは趣味で楽しむ個人をターゲットにしてますよね。確かに「粋」ですね。
    ちなみに、「SDK for FeliCa & Adobe® AIR® / Adobe® Flash® Basic」というのもBasic版は無償で提供されていたりしますよ。
    http://www.sony.co.jp/Products/felica/business/products/ICS-DAF_B010_S010.html

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